極楽と地獄

情緒不安定ナオの文章

帰ったら観葉植物の葉が枯れかけていた。

水やりと、陽に当てるのを忘れていたせいだろう。

 

それとも何か悪い気を感じ取ったのだろうか。

部屋の主が四六時中、落ち込んだり泣いたりしていたら空気が淀んだのかもしれない。

 

好きな人がいるのは悪いことじゃない。

けど相手がまともに私を見てくれないと感じていたら、追い詰められていく。

 

好きな気持ちは無くなったと言われ、でも性行為だけはしたいと正直に言われた。

私はそもそも、彼と性行為がしたくて復縁を希望したのだから、それでいいはずだった。

 

けど、愛情があるのと、ないのでは、違うのだということを、そのときは知らなかった。

 

以前付き合っていた時期は毎日のように情緒不安定で、

連絡先を消したりして、無理やり忘れようとしたことも何回かあった。

酷い内容のメッセージを送って絶縁しようとしたことも。

でも結局、自分でもとに戻ろうとしてしまう。そのたびに立場が悪くなる。

今、私は彼に利用されている。

 

 

いつもいつも、男と付き合うとこうなる。依存になる。

最初はなんでもなくても、相手の態度を気にしてしまってこうなる。

 

今日は全然文章が書けない。なぜこうなってしまうのだろう。

もう今日は寝てしまおう。また、LINEしてしまいそうだ。

寝てしまえば送れないのだから。

 

私はおかしくなっているのだろうか

体の開発を彼に頼んで一緒にしてもらっている。私は彼と行為がしたいのだから

毎週来てもらわなくてはならないのだ。

でもそこに愛情はなくなってしまった。まったくないわけではない。

彼は私との行為にものすごく興奮してハマってしまっている。

私の機嫌が気になるはずだ。

 

私は性欲がとても強い。心が壊れてもきっとやめられないのだろう。

もうとっくに壊れているかもしれない。

激しい嫉妬、憎悪。腹の底から湧き上がる昏い感覚。

ぜんぶ(ではないが)ぶちまけて、そのあとは後悔し、反省するふりをして

また復讐の機会をうかがっていた。

今は復讐しようという気持ちは消えた。

そういえば、強い嫉妬の感情も、どこかへ消えつつある。

なぜだろう?

 

この前、気付いたのかもしれない。私は彼が好きなのだと。

なぜあんな、モテなさそうな奴に上から目線で来られなきゃならない?

と憎くなっていた。

でも私は彼に好かれたいのだ。

そして今日、嫌われたくないんだってことも気付いた。

 

なぜ強い嫉妬心が消えたのか、憎しみが消えたのか。

彼に正直に、軽口を叩けるようになったからかな。

棺桶片足のじじい。おじさん。おっさん。

私は枯専。枯れたおっさんと×××するのが好きなの。

これをそこへ運んで。それを頂戴。と命令もできるようになった。

だから少しラクになってきたのかもしれない。

LINEも無視するし職場でも冷たくしたり、できるようになった。

もう少し。少しずつ良くなっている。少しずつでいい。

 

だってでも×××スはやめられない。こんなに酔える×××スは久しぶりで

いや初めてで。

彼も没頭し夢中になっていて

彼の前ではどんなに、卑猥な姿も見せられるし、欲望に忠実でいられる。

それをしても彼はひいたり、ばかにしたりしないから。

ああして、こうして、とねだっても、ぜんぶしてくれる。

いうことをきいてくれる。

だから手放せない。彼のモノでイク姿を見せつけるのも、それで彼が喜ぶのも

快楽だけじゃなくそういうのが、癖になっている。

だからもっともっと、ほかの体位でも、たくさん感じてイけるようになって

彼にもっと私を手放せなく、夢中になってほしい。

私に依存してるのは嘘じゃない。××××の虜になって。